発達障害は人それぞれ
皆さんが疑問に思っていたらもうすでに検索したり調べたりしていることでしょう。ですので、ここでは発達障害は何かなんて、どこにでも書いてあることに言及はしません。我が家の発達障害たちの、実際におこった理解できない行動や、摩訶不思議な思考や受け止め方などを紹介して、こういう考え方もあるんだという理解をしていきたいと思います。
ご存じの通り、発達障害は100人いれば100通りのパターンがありますよね。それは定型発達の人も同じで100人いて同じ性格の人なんて、双子位なものでしょう。ですので、参考になるかどうか分からないですが、私の家族を紹介することで現代の多様性を受け止める一つの例としては参考になるのか、ならないのか。
理解できない?
私は看護師をしていますが、発達障害という言葉などなじみのない言葉でした。自分の夫、子どもと出会うまでは発達障害という単語は知りませんでした。そもそも、発達障害は病気ではないですしね。正直、目に見えにくい病状は苦手なのです。大学の時の卒業論文では「リストカットについて」のテーマでした。結論はでました。私には理解できない。ですから、就職でも精神神経科は避けました。共感もできず、何で?を追求してしまう私には不向きだということを理解していました。
発達障害って何と言われると、皆発達障害みたいなものですよね。その人が困っているか困っていないかによっても診断を受けるかどうかわかれますよね。
夫は今まで困っていませんでした。彼のご両親が手取り足取り世話してくれたから困ることはありませんでした。一人暮らしをするときの転居先も契約も、ぜーんぶ親がやってくれた。しまいには就職先も親が決めてきたと結婚後に聞かされた時には、正直ショックでした。
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そもそも、自分や周りが困って医療機関に行かなければ、発達障害と診断されるわけではありません。そして、医療機関に行ったところで、発達障害が治るわけではありません。
そのため治るわけではない発達障害の特性を、皆さんと気持ちを共有しできる限り思ったことを正直に書こうと思います。格好つけず、わかりやすく、正直に。
我慢できない!
これは負の感情だ、こういう風に感じてはいけない、心がない、ひどいなど思うことあるかもしれません。しかし、私が正直に感じたことをできる限り詳細に、それこそ気持ちを言語化していきたいと思います。書くことによって、私も救われるのです。自分の感情を吐き出すことは自分への治療です。頭の中で生まれた感情を整理して記録することで、冷静に見つめなおすことが出来ればいいというのが理想です。酷い感情も書くでしょう、夫に対して早く離婚したいと思ったこともあります。定年退職して、同じ感情を分かりえない苦しさを想像すると一人でゆっくり過ごしたいと思うこともあります。
何とかここまでやっています。離婚や別居するエネルギーがないから!
離婚や別居するには、夫が全くできない書類をバシバシ出していかなければなりません。
契約、書類、契約、書類、出向いてサイン、・・・。あー無理無理。
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夫に関してはASD「自閉スペクトラム症」が強いADHDの感じがします。結婚前から薄々感じていました。夫が所属していた草野球チームでメンバーみんなで話している時、一人だけ輪に入らず、うろうろとしていました。井戸端会議のようなものが出来ませんでした。
当然、今でも同じ。私のたわいない話など聞かず、覚えてもいません。翌日なんてすべて忘れています。そのくせ、自分の話はするのです。特性は分かっていても、なんだかね、とやるせない気持ち。
今まで人の話をたくさん聞いていた、と自負する私は、「夫の話は絶対聞くまい」と意地悪心を持つのでした。
ちなみに、子どもたちはADHD+ASDとしっかり診断されております。
ということは・・・。皆発達障害・・・。
この家では、私が異常。この家では私が発達障害となるのでした。